02.02.14(THUR)         湯の丸山               浅間
  ここ数年赤城山でスノーハイクを楽しんできましたが、今年は赤城山を出て領域を少し広げてみたいと思います。狙い目はスキー場に隣接する山で道路の除雪と駐車場が確保され、夏山のコースタイムが2〜3時間くらいのあまり険しくない山、というのが僕にとって妥当な所でしょう。最近スノーシューイングがはやっているようで、「山渓」も付録でコースの紹介をやっています。これを参考に何度か登ったことのある湯の丸山を選びました。僕はスノーシューを持っていないので日本古来のワカンで歩きます。
コース:地蔵峠駐車場10:40→キャンプ場→尾根(ツツジ平)11:40→湯の丸山頂12:30(昼食)→地蔵峠駐車場14:00 (所要時間3時間20分)

標準コースタイム:2時間30分(夏)、距離5km、標高差382m

駐車場:地蔵峠駐車場、トイレ完備。地蔵峠までは完璧に除雪されていた。
湯の丸山山頂(南のピーク)
  地蔵峠駐車場からキャンプ場を抜け、沢山のスノーシューの踏み跡をたどって唐松の森をツツジ平に抜けると正面に湯の丸山の丸いピークが見えます。スノーシューの踏み跡の上ならワカンでも沈む事は無く夏道を登るより楽なくらいです。しばらく登ると元気な中(高?)年女性主体の20人程のスノーシューのパーティが下ってくるのと出会いました。”好い天気ですね”と皆ニコニコです。先頭の男性が”山頂までしっかり踏んでおきましたよ”と声をかけてくれました。”ワカンですかぁ、やってみたいなー”などと言ってくれる素敵な女性が居たりしてすっかり楽しくなりました。
ツツジ平から見た湯の丸山
湯の丸山の北のピーク(真の山頂2101m)から見た南のピーク
西側の展望:お隣の烏帽子岳。遠くの雲の中は北アルプスです。正面に剣岳が見えるはずですが今日は残念ながら見えません。
東側の展望:篭ノ塔山・黒斑山の上に浅間の山頂が微かに姿を見せました。浅間を除けばスノーハイク向きのロケーションです。
南のピークから北のピークを見る。背景の雲の中の山は四阿山・根子岳
次々と湧き上がる雲が山頂を掠めると光が消え地吹雪が立って冬山の厳しさをチラリと垣間見せる。
  山頂は空っぽで誰も居ません。冬山の雰囲気を味わいながら北のピークに渡り、居心地の良さそうな岩陰を選んで昼食を取りました。湯の丸山は展望の良い山ですがこの日北アルプスは雲の中でした。雲が低くなり風が出てきたので早々に下ります。夏に比べると下りは本当に楽で雪は敷き詰められた魔法の絨毯です(空は飛んでくれませんが)。一歩で2mくらい下る感じです。踏み跡も夏道も一切お構いなしにずんずん下り、南のピークから駐車場まで僅か40分でした。
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